隠しページトップ |
アカシック・レコード |
円周率というのは良くご存知のように、無限に続く数列で巡回もしません。ここで円周率をじっと見ると、1桁の数(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9)は全て使われている事に気づくでしょう。面倒ですが、2桁の数もすべて入っているでしょう。3桁、4桁はというとなんとなく入っているような気がします。全ての数が部分列として含まれる数列を無限乱数列と呼びます。円周率は無限乱数列かというと、実は未解決です。ですが、もし、そうだとすると中々面白い事が起こります。 例えば、私の誕生日は3月12日ですが、それを数に変換すると『0312』というところでしょうか。これは円周率の小数第11576〜11579桁目に表れます。皆さんも自分の誕生日なんかも検索してみてください。おそらくあるんじゃないでしょうか。これは誕生日に限らず、言葉だってポケベル式などで数に直せば同じことが言えます。『青い』は『111512』とかになりますが、これは円周率の小数第364973〜364978桁にかけて現れます。もちろんもっと長文になると円周率百万桁の中には現れませんが、もっと何億や何兆の中には現れてくるかもしれません。あるいは、絵や写真のような画像すら、色彩コードなどを使えば、数字での表記は可能でしょう。 という事は私たちの周囲にある全ての情報は円周率の中に含まれている、かもという事です。このような世界の全ての情報を収めたものをサンスクリット語のアカシャ(宇宙)からもじって、アカシック・レコードと呼ぶようです。 この有用性はアカシック・レコードを巨大な図書館として利用できるというところです。例えば円周率がアカシック・レコードだった場合ですが、小説「坊ちゃん」は円周率のa桁からb桁まで、絵画「モナリザ」は円周率c桁からd桁までという風に表現でき、しかもそこから実際に小説や絵画を再現する事すらできるわけです。過去の出来事、そして未来の出来事すらアカシック・レコードには載っているのですから、円周率がアカシック・レコードだったらなんと夢のあることでしょう。 |